研究課題/領域番号 |
18H01302
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
清水 久芳 東京大学, 地震研究所, 教授 (70302619)
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研究分担者 |
多田 訓子 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海域地震火山部門(火山・地球内部研究センター), 副主任研究員 (00509713)
馬場 聖至 東京大学, 地震研究所, 准教授 (70371721)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | マントルダイナミクス / 海底長期観測 / 地球電場 |
研究実績の概要 |
2022年度は、「しんかい6500」を用いた地球電場観測機器の新たな設置方法の検討を進めた。これまでは、ケーブル展張装置と記録部を搭載した大型の架台を海中に投入し、着底後に「しんかい6500」で展張装置の取り外しを含めた海底での作業の後、ケーブルを展張することとしていた。また、上記機器投入時には、海中落下時の速度を制御するため、計約40 mのロープと5つの浮力体(ガラス球)からなる係留系を接続する必要があった。このシステムでは、空中重量が全体で500 kgを超え、係留系に関する船上作業が大規模かつ複雑である。また、ケーブル展張装置着底後に係留系を切り離し回収する必要があり、作業に長時間を要する。船上および海底における作業の小規模化と単純化を実現するために、新たな設置方法を検討した。新たな方法では、ケーブル展張装置と記録部をそれぞれ「しんかい6500」のバスケットに搭載し、潜航による海底到着後に観測機器を設置・展開することとした。この変更にともなって必要となった、ケーブル展張装置の軽量化と記録部の設置時姿勢安定化に関する検討を進めた。また、電場データの質をさらに向上させるために、海底観測用電極の改良を行なった。開発した観測システムを用いた試験観測は、2024年度以降に行うことを計画している。 解析面においては、これまでに行なっていた地磁気静穏日日変化(Sq 磁場変動)および海洋潮汐流による誘導磁場をソースとする、グローバルスケールの電磁誘導数値計算プログラムの開発を継続した。 これまでの研究成果の一部を2023年5月に開催される日本地球惑星科学連合大会に投稿し、発表が採択された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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