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2020 年度 実績報告書

自走式カプセル内視鏡の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18H01394
研究機関九州工業大学

研究代表者

伊藤 高廣  九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (10367401)

研究分担者 村上 直  九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (90443499)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードカプセル / 内視鏡 / 自走
研究実績の概要

高齢化社会を迎え、簡便で精度の高い医療検査技術の開発が急務である。従来のカプセル内視鏡は、消化管のぜん動運動に頼って移動するため、検査に時間がかかった。また、従来の走行カプセル研究では、足や尾ひれなどの駆動部が体内を傷つける危険性があった。一方、本提案のメカニズムでは、なめらかな外形の自走式カプセルを使用し、生体内を傷つけることなく検査・治療を可能とし、かつ検査時間の短縮も実現できる。振動を利用して生体内を安全に自走できる本マイクロメカニズムの先進性を生かし、さらにマイクロロボットなどの技術を応用して、消化管特に大腸内を肛門から逆方向へ走行できるカプセルカメラ を実現した。自分で座薬の様に入れて検査ができるため恥ずかしくなく、検査率の飛躍的向上、ひいては大腸がんによる死亡0へつなげる。本研究では、振動を利用して走行するカプセルが、生体を構成する柔らかい管の中で任意方向に走行できることを実証した。平成30年度からは、当科研費(基盤(B))により、カメラ搭載走行カプセルを完成し、ヒトの腸と類似したイヌの腸内で走行させた。カプセルが画像を撮影しながら腸内走行する様子をビデオに収めることに、世界で初めて成功し、腸内走行を実証した。さらに、ワイヤレス給電によりイヌの腸内でカプセルを走行させ、その様子をビデオに収めることにも成功した。本技術による自走式カプセル内視鏡は、自宅にいながらにして腸内の検査ができるため、コロナ後の新生活における、在宅医療にも貢献することができる。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Impulse-driven Capsule for Medical Inspection2020

    • 著者名/発表者名
      Yuichiro KAWASHIMA, Kenta ASAI, Shotaro WATANABE, Takahiro ITO, Sunao MURAKAMI, Kaoru KARASAWA, Chihiro KATSUTA, Akane TANAKA, Hiromu KUTSUMI
    • 雑誌名

      18th International Conference on Precision Engineering

      巻: 1 ページ: 233, 234

    • 査読あり
  • [学会発表] 自走式カプセル内視鏡の研究2020

    • 著者名/発表者名
      川島雄一朗,浅井健太,渡邉翔太朗,伊藤高廣,村上直, 唐澤薫,勝田ちひろ,田中あかね,久津見弘
    • 学会等名
      2020年度精密工学会秋季大会

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公開日: 2021-12-27  

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