研究課題/領域番号 |
18H01405
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 九州大学 (2020) 東京大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
安 ち 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (70747873)
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研究分担者 |
下田 真吾 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, ユニットリーダー (20415186)
淺間 一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50184156)
宮井 一郎 社会医療法人大道会(神経リハビリテーション研究部), 神経リハビリテーション研究部, 部長 (60510477)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 片麻痺患者 / 起立動作 / 筋シナジー / リハビリシステム |
研究成果の概要 |
本研究では脳損傷後に運動障害を抱えた片麻痺患者が行う起立動作を対象とした理学療法士の介入を定量的に調べ,それをリハビリテーションシステムへ応用した.その結果として理学療法士は片麻痺患者の麻痺側の膝と臀部に介入することで,関節の不足した力を補うのではなく,動作タイミングを教示することで運動機能の改善を促していることが分かった.さらにこの技能を活用した椅子型のリハビリ支援システムを製作しており,使用者の離殿タイミングに合わせて臀部や膝部に介入することで運動機能を改善させる機器の開発を行った.
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自由記述の分野 |
ロボティクス
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来のリハビリテーションでは理学療法士によって様々な介入がなされているが,それらは個人の暗黙的な経験に依存していたのに対して,本研究では理学療法士および片麻痺患者から生体信号を計測するためのセンサを取り付けることで,それらの定量化を行った.その結果として,新たに関節に対して力を支援するのではなく動作のタイミングを教示していることが分かった.本研究ではこれをさらに応用することで,新たに動作タイミングの教示を行うためのリハビリシステムの開発に取り組んでいる.
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