研究成果は以下の3つに大別される。 (1)所望の音響インテンシティ場の実現:音響インテンシティの空間分布を空間中の対象領域内において所望のものとなるべく近いものとなるようにする「所望の気流を実現する体積力決定問題」の解法を与えた。(2)曲線状の音響ビームの生成およびこれに伴って発生する流れの確認:「曲線に沿って並ぶ焦点」を空間的に生成することによって曲線ビームおよび対応する流れの生成に成功した。(3)二進M系列パターン投影によるマイクロホン自己定位への音場設計法の応用:2値M系列状の超音波振幅空間パターン走査によるモノラルマイクロホンの受信振幅パターンからmm単位の精度での自己定位を可能にした。
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