筋肉が発する電気信号から使用者の動きや意図を検知し機器に伝える筋電型マン・マシンインターフェースをより使い易くするため、本研究では筋電信号の検出精度を高めることと筋電検出系と一体化できかつ表現力に富んだ感覚フィードバック機構の研究を行った。生物の感覚器に倣った独自の非線型筋電検出技術に使用者や環境の状態に適応する機構をもたせることで安定した筋電検出を可能にした。また、複数の小型偏心モーター振動子を干渉させるシンプルな方式で単体振動子では不可能な2.5 Hzという超低周波振動を生成できることを示し、表現力の高い人工感覚デバイスのプロトタイプを実現した。
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