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2020 年度 研究成果報告書

硫酸劣化を受けるコンクリートの実用的な劣化進行予測手法の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18H01511
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
研究機関広島大学

研究代表者

河合 研至  広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (90224716)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードコンクリート / 硫酸劣化 / 劣化進行予測
研究成果の概要

コンクリートが硫酸と接触して劣化を生じるとき,コンクリート中に含まれるセメント硬化体成分のカルシウムシリケート水和物の組成の相違により(具体的にはCaO/SiO2比の相違により),劣化の程度が異なることを明らかとした.さらに,硬化体と硫酸との反応によって生成される二水石膏が,一部は硬化体中に充填され,一部は硬化体を膨張させることに寄与することをモデル化することによって,劣化進行に伴い,コンクリートが膨張,剥落を繰り返す現象を再現できることを確認した.

自由記述の分野

コンクリート工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

コンクリートの硫酸劣化は,下水道関連施設等において顕在化している.これらの施設を維持管理していくにあたり,コンクリートの劣化進行を正確に予測することは,適切な補修時期を設定する根拠となるものであり,施設の維持管理コストを最小限に抑えることに大きく貢献する.本研究の成果は,コンクリートの硫酸劣化の進行予測を行う上で有用な情報を提供するもので学術的意義があり,劣化進行の適切な予測は構造物の長期使用,延命化に資するものであり,社会的意義も大きい.

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公開日: 2022-01-27  

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