研究課題
基盤研究(B)
施設の老朽化や厳しい財政のために、保有・維持していくことが困難になっている公共施設について、各自治体における公共施設整備の変遷状況や財政状況によって類型化し、各自治体が今後とるべき公共施設施策のあり方を示した。また、複数自治体からなる広域の地域において、公共施設における住民の活動ごとのアクセシビリティと施設量の実態を把握し、集約から分散のシナリオや、民間施設の相互利用、避難施設としての位置づけ、官民連携による整備手法など明らかにして、広域的・横断的な公共施設再編のあり方を示した。
建築計画学
本研究の独自性は、人口減少化において近隣自治体や民間施設など地域において公的サービスを提供し得る施設ストック総体でのキャパシティと市民にとっての利便性を示すアクセシビリティとの適合性によって、広域的かつ用途横断的な配置計画論を追求する点にある。