研究課題
基盤研究(B)
新自由主義型の都市計画制度への転換から15年が経過した現在において、東アジア3カ国の巨大都市(東京・ソウル・台北)を対象にした比較研究を行い、2000年代前半に段階的に転換が進められ、新自由主義のもとで独自の完成形をみた東京の都市計画制度の独自性と、その制度の影響をうけて活発化した民間による都市再開発によって再集積が進んだ都心とその周辺地域の空間の実態を明らかにした。
都市計画
これまで十分に明らかになっていなかった、2000年以降の都市計画制度史と、大都市の都心空間形成についての基礎的な知見をつくることができた。また、都市計画制度の共通点が多いものの、独自の展開を遂げているソウル、台北の都市計画制度の最新状況を明らかにすることができた。