• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

疲労軽減を狙った小型船舶スカイフックキャビンの操作性を回復するAI×VR

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H01670
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分25020:安全工学関連
研究機関長岡工業高等専門学校

研究代表者

外山 茂浩  長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (60342507)

研究分担者 池田 富士雄  長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (30353337)
酒井 一樹  長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 助教 (40824298)
上村 健二  長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 准教授 (80708090)
宮崎 敏昌  長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (90321413)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード安全工学 / 小型船舶 / 事故 / ヒューマンエラー / 操作性 / バーチャルリアリティ
研究成果の概要

各種VR技術活用を検討した結果,バーチャルグリッドを導入した操船支援システムを開発した.操船者の視野にある水面にバーチャルグリッドを重ねて表示することで,操船者が船体姿勢に関する情報を直感的に把握することを支援する.ISO9241-11に定義されるユーザビリティに基づき,被験者10名に対して操船シミュレータを用いた模擬操船実験を実施することで操作性を評価した.その結果,開発した操船支援システムにより操作性が10%改善することが明らかとなった.バーチャルグリッドにより,船体姿勢を把握しやすいと回答した被験者が大半であったことから,バーチャルグリッド提示の基本的な有効性を確認した.

自由記述の分野

人間工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、中・大型船舶におけるAISを利用した次世代型航行支援システムが整備・運用されてきており、これらの船舶の海難事故は減少傾向にある。その一方で、プレジャーボートに代表される小型船舶においては、全海難事故の78%を占め、その割合は増加の一途を辿っている。事故原因としては、見張不十分、操船不適切等のヒューマンエラーによるものが全体の70%を占めている。そこで、本研究は、疲労を軽減するための防振キャビンにおいても視覚刺激等のVR技術により操作性を向上させる操船支援システムを提案している。疲労を原因とするヒューマンエラーの減少によって、小型船舶の海難事故減少を狙っている。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi