現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2016年の熊本地震で発生した2件のシステムトラス体育館の被害発生メカニズムが詳細な崩壊解析により明らかになったことで、申請時に計画した初年度(H30年度)の目的は概ね達成できたと考えている。また、解析の前提確認となるシステムトラス接合部の剛性・耐力実験並びにユニット座屈実験については試験体を既に製作済みであり、今年度実験を実施する予定となっている。
なお、次年度(R1年度)で計画していた課題の内、被害を防止するためのRC支持架構の設計指針案およびその効果、エネルギー吸収型支承部の効果検討については、初年度にある程度進捗しており、その一部を国際会議で発表している。
1) T.Kurata, S.Sawaki, Y Konishi, Y.Iwamoto, K.Nishimoto, X.Yan, T.Takeuchi:Design of gymnasium roof structure with enrgy-dissipation damper bearing, IASS2018, 2018.6
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