今後の研究の推進方策 |
最終年度は、アクセプター置換元素としてYを選択し、その場X線吸収分光測定、熱重量分析及び第一原理計算を行う。またイオン半径の異なるSc, In, Lu, Er, Y, Gdドーパントを3×3×3のスーパ-セルに一つ配置した系において計算した水和エネルギーと比較する。これらから、ドーパントの種類が水和反応に及ぼす影響を考察する。また、その場X線吸収分光実験結果、熱重量分析結果及び第一原理計算結果を総合的に検討することにより、ペロブスカイト酸化物におけるプロトン伝導発現の起源に迫りたい。
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