有機トランジスタを用いることで食品ラップのように薄い状態でも機能するフレキシブル電子デバイスを作製でき、パッチ型ヘルスモニタやシートセンサとしての応用が期待されている。しかしながら、有機トランジスタ内には不純物や格子欠陥などのトラップが存在し、ノイズや動作不安定性の原因となる。本研究では、デジタル印刷法で作製した有機トランジスタのノイズや動作不安定性の計測を通してその原因を明らかにするとともに、低ノイズ有機トランジスタを作製することで脈波や脳波、心電などが計測可能であることを示すことに成功した。
|