走査ダイヤモンドNV中心プローブの開発において、探針には予めNV中心を含有するマイクロメートルサイズのダイヤモンド粒子を集束イオンビーム(FIB)を用いて先端曲率を数ミクロン程までに先鋭化する方法と、バルクダイヤモンドへのイオン注入により表面下層にNV中心を作成後、レーザーカットと集束イオンビーム(FIB)加工により作成する方法を確立した。この走査NV中心プローブを用いて原子間力顕微鏡(AFM)によるトポグラフ像と光学的磁気共鳴法(ODMR)による磁気信号の分布をイメージングすることに成功した。具体的には、磁気記録テープ(磁気記録周期約3ミクロン)の磁気パターン構造のイメージングに成功した。
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