省エネルギー・低環境負荷な持続可能社会の実現のためには、これまで無駄に放出されていたエネルギーを低減する事が重要です。電気自動車やPC、発電所や変電所では電圧や電流を変化させる際に熱や光が無駄なエネルギーとして放出されます。本研究は、この電力の無駄を極限まで低減させる新しい材料として酸化イリジウムに注目し、その作製手法の確立と電力変換素子の作製に成功しました。今研究で開発に成功した素子を応用する事で、社会全体で消費される電力を大幅に低減させる事が可能となります。また、新素材による新しい学術領域の開拓が期待できます。
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