研究課題/領域番号 |
18H01951
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32020:機能物性化学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
生駒 忠昭 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10212804)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 磁気インピーダンス / 有機太陽電池 / 荷電キャリア / 励起子 / 空間電荷 / スピン角運動量保存的ダイナミクス / 磁気静電効果 / 磁気伝導効果 |
研究成果の概要 |
グリーン・リカバリーが求められる近年、光電変換機能を有する有機分子は元素戦略に合致した低環境負荷型材料として注目されている。有機材料を用いたエレクトロニクス素子の高性能化にとって、分子レベルのキャリア反応制御は中心的命題である。抑制法開発のためには、動作中の素子における励起子・キャリア動力学の“その場観測”が重要であるが、複雑な内部構造をもつ素子で起きる動力学を調べる有力な測定手段がない。本研究では、エネルギー・電子移動反応におけるスピン角運動量保存則に基づいた新しいインピーダンス(磁気インピーダンス)分光法を開発した。
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自由記述の分野 |
物理化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では「磁気インピーダンス分光法」という新規なオペランド計測法を開発した。本手法を用いると、素子を破壊することなく、太陽電池の磁気伝導効果と磁気静電容量効果を同時に測定することができる。電子正孔対再結合におけるスピン角運動量保存則と電子正孔対スピン動力学における局所磁場と外部磁場の影響を考慮すれば、観測された磁気効果を解析することできる。解析によって再結合や局在準位の状態密度に関する定量的な知見が得られる。磁気インピーダンス分光法は太陽電池の高効率化開発への波及効果がきたされる点から、本研究成果は再生可能エネルギーの有効利用という社会的意義をもつ。
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