研究課題/領域番号 |
18H02014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34030:グリーンサステイナブルケミストリーおよび環境化学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
菊嶌 孝太郎 立命館大学, 薬学部, 助教 (40609880)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 含フッ素有機化合物 / 芳香族求核置換反応 / 炭素―フッ素結合活性化 / メタルフリーアリール化 / 超原子価ヨウ素 / 脱炭酸 / 炭素―炭素結合形成 |
研究成果の概要 |
工業的に大量合成が可能なバルク原料であるパーフルオロ化合物を出発物質に用いた種々の分子変換反応を開発し、有用な含フッ素有機化合物の新たな合成アプローチを提案した。ポリフルオロアレーンの芳香族求核置換反応、テトラフルオロエチレンの炭素―フッ素結合官能基化反応、およびフルオロカルボン酸のアリール化反応を活用して、種々の含フッ素有機化合物を合成した。機能有機分子や生物活性物質の合成にも展開してその有用性を示した。
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自由記述の分野 |
有機合成化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
含フッ素有機化合物の合成は、医農薬や有機材料の創出など科学の幅広い分野において必要不可欠である。あらかじめ複数のフッ素原子が導入された含フッ素有機化合物をビルディングブロックに用いることにより、エネルギー消費とコストを抑えた含フッ素有機化合物の合成合成アプローチを開発した。含フッ素オリゴアレーンや機能性モノマー、生物活性物質誘導体の合成に利用できることから、これらの合成手法は機能有機分子の開発や創薬研究への活用が期待できる。
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