研究課題/領域番号 |
18H02024
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 東京工業大学 (2020-2021) 北海道大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
相良 剛光 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (60767292)
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研究分担者 |
キム ユナ 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (00648131)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 超分子メカノフォア / シクロファン / 蛍光 / 機械的刺激応答性発光材料 / 電荷移動錯体 |
研究成果の概要 |
近年、機械的刺激を受けて様々な吸収・蛍光特性変化を示すメカノフォアが盛んに研究されている。本研究では環状分子であるシクロファンをモチーフとした超分子メカノフォアを開発した。環状構造に蛍光団と消光団を一つずつ導入したシクロファン型超分子メカノフォアはポリウレタンに導入すると、製膜して得られるフィルムは、蛍光団と消光団の電荷移動錯体由来の橙色の蛍光色を示す。このフィルムを延伸すると、蛍光団と消光団が離れ、蛍光団からの青色蛍光が観察されるようになる。このレシオメトリックな蛍光色変化は瞬時かつ可逆的に起きることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
光機能性超分子
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々がこれまでに報告してきたロタキサンをモチーフとした超分子だけでなく、単純な環状分子であるシクロファンを用いても超分子メカノフォアを構築できることが明らかになった。本成果により超分子メカノフォアの分子設計の自由さが改めて示されたと言え、分野の進展・深化が期待できる。また、これまでに報告されてきたメカノフォアの中で電荷移動錯体を積極活用したメカノフォアはほぼ存在せず、新規性が高いと言える。
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