Preyssler型と呼ばれるリン(P)とタングステン(W)の酸化物分子([P5W30O110M(n+)](15-n)-, Mは内包金属)の、骨格元素および内包金属の種類を変えた新規化合物の合成と、触媒活性、伝導性およびウイルス染色能力を持つ新しいPreyssler化合物を合成することを目的に研究を行い。以下の研究成果を上げました。1)分子内外のイオンを移動させる固体加熱法を見出し、新規化合物の合成に成功。2)簡便に高収率で目的化合物が得られる新規方法の開発。3)得られた化合物が酸触媒、プロトン伝導材料、メモリ材料として応用可能。4)リンタングステン酸を担持できる新しい高分子を見出した。
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