ベンゾイルアセトン、ベンゾイル酢酸エチル、無水フタル酸、無水コハク酸により化学修飾され、チタン、ジルコニウム、亜鉛を金属元素とする金属オキソオリゴマー集合体が、ガラス転移を示す透明材料として得られることを実証した。それらのうちの一部には1.7をこえる高い屈折率が見られた。また、得られた一部のガラスについて、有機修飾物量の減少、乾燥温度・時間の上昇・増加とともにガラス転移温度・軟化温度が上昇すること、有機修飾物量の減少、乾燥温度の上昇とともに屈折率が上昇すること、乾燥温度の上昇とともに耐水性が向上することを明らかにした。また、有機高分子を添加することにより硬さが向上させうることを見出した。
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