研究課題
基盤研究(B)
真核細胞の細胞膜は内膜と外膜で異なるリン脂質組成で構成されている。このリン脂質非対称膜が生命現象にどのような影響を与えているかは謎の部分も多い。そこで、本研究では、リン脂質非対称膜が関与する生命現象を理解するために、リン脂質非対称膜リポソームの自動作製デバイス、ナノサイズリン脂質非対称膜リポソームの作製、リン脂質非対称膜組成をもった小胞封入リポソームの作製やナノサイズリポソーム融合法によるリン脂質非対称膜リポソームの形成を行った。
生体関連化学
ナノサイズからマイクロサイズのリン脂質非対称膜リポソームの作製を成功している。このリン脂質非対称膜リポソームを用いて、リン脂質の非対称の生命現象への関与が詳細に観察できると考える。また、ナノサイズリポソームは、新しいドラッグデリバリーシステムの担体として利用可能である。