生物時計のゲート効果は環境シグナルの入力を特定の時間帯に制限することにより、環境変動にrobustな時計遺伝子の発現振動を支えている。遺伝子発現の調節領域におけるDNAのメチル化やヒストンのアセチル化はクロマチン構造変化をもたらし、転写活性のポテンシャルを規定することが知られている。本研究ではシロイヌナズナの中心振動体のネガティブフィードバックループ回路を形成するPRR familyとその標的遺伝子CCA1/LHYに着目し、PRR familyが中心振動体のクロマチン構造制御に如何なる役割を果たしているかを明らかにする。
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