研究課題/領域番号 |
18H02162
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山口 淳二 北海道大学, 理学研究院, 教授 (10183120)
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研究分担者 |
佐藤 長緒 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (50609724)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ユビキチンリガーゼ / 植物免疫 / 病原体認識受容体 |
研究成果の概要 |
本研究では,植物に特有の膜局在型ユビキチンリガーゼ ATL31の機能に着目し,植物の病原体抵抗性(植物免疫)における細胞内シグナル伝達機構の解析を行った。病原体感染時のMAMPs応答におけるATL31のユビキチンリガーゼ活性の変動やタンパク質翻訳後修飾について詳しい解析を行い,MAMPsに応答したATL31のリン酸化変動とそれに共益したユビキチンリガーゼ活性の変動を明らかにした。また,ATL31の形成するユビキチンシグナルの詳しい解析を行い,ATL31が主にK63型ユビキチン鎖の形成を介して,植物免疫シグナル制御に関与する可能性を見出した。
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自由記述の分野 |
農学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物の病原体抵抗性(植物免疫)は,農作物の収量向上を実現する上で重要な植物生理現象である。本研究で,これまで分かっていなかった植物免疫におけるユビキチンシグナルの関与が示された。本研究成果は,植物免疫を制御する分子基盤の理解や複数の環境ストレスに対する植物の適応機構の解明に貢献すると期待される。
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