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2021 年度 研究成果報告書

イネの栽培化にユニークに関わった種子の有芒性と無芒性の謎を解く

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02178
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分39010:遺伝育種科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

石井 尊生  神戸大学, 農学研究科, 教授 (20260648)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードイネ / 栽培化 / 芒
研究成果の概要

イネの栽培化は約1万年前に始まったといわれている。栽培化のきっかけには閉じた穂の出現が考えられ、それに付随した種子を落ちにくくさせる長い芒は採集民にとって都合の良いものであった。しかし、栽培化が進むにつれて芒は逆に消失の方向に選抜されてしまった。そこで本研究では、栽培化全般にユニークに関与した芒に焦点を当て、栽培化前、栽培化初期、栽培化全体、栽培化終期、栽培化後の5つの時系列に応じた研究項目を設定した。そしてこれらの結果から、栽培化以前から現在に至る種子の有芒性および無芒性の意義を考察した。

自由記述の分野

植物育種学

研究成果の学術的意義や社会的意義

栽培種の誕生は、人類が何千年も植物に働き続けたことによって達成されたものである。そのため、栽培化解明の研究は、無名の農民たちの不断の努力ならびに人類の誇りを対象植物側から検証・評価することである。
本研究では、イネの栽培化にユニークに関与した芒に焦点を当て、栽培化の時系列に応じた研究項目を設定し、過去から現在に至る種子の有芒性および無芒性の意義を明らかにした。また、研究成果はイネの生態学、遺伝学、育種学分野において新たな知見を提供するものである。

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公開日: 2023-01-30  

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