研究課題
A人材育成エコシステムのモデル確立については,兵庫県丹波篠山市と神戸市におけるアクションリサーチを継続した.2市でのプログラムの受講者評価の分析をおこなうとともに,その設計における要点を明らかにした。さらに,B,Cの事例分析で明らかにした要点や手法の体系的整理によって,地域内外の関わりのある人材を,ビジネス人材または地域づくり人材として育成する,それが地域のイノベーションと魅力づくりを生み出す,そのことが更に新たな人材の確保に繋がる,という循環的な人材育成の仕組み(エコシステム)をモデルとして示した。B地域づくりリーダーの特性と地域力醸成要件の解明については,引き続き,大分県の地域運営組織を中心に調査を行った。活動参加者の動機の変化と要因の分析の結果,多様な動機を受け入れる要点を示した。また,草刈りやため池管理の人材育成を対象とした研究では,地域活動を担う既存組織から,有志メンバーがスピンオフして新たな組織を設立することで,そこに多様な人材が関われるようになること,担当組織だけではなく,自治会などその他の地域組織を全て含めて,全体の人材配置を再設計することで,新たな人材が確保できることを明らかにした。C農村における起業家の創出・成長要件の解明については,なりわい継承に焦点を当てた事例研究において,地域内外の様々な主体が“支援”というバトンを受け継いでいく「支援リレー」が機能していることを示した。また,鳥取県邑南町や岡山県西粟倉村の事例分析からは,行政の積極的な経営資源提供,人的ネットワーク形成の支援,インキュベート支援が起業促進に機能していることを明らかにした。以上で得られた知見の一部は,“人材育成の9つの方法”と再整理し,『地域人材を育成する手法』というタイトルで書籍化することで,農地域の課題解決へ寄与することを目指した。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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