3年間の研究成果はつぎの通りである。1)ガスクロによるエチレンの極低濃度測定法の確立、2)オートクレーブを用いるTiO2コーティング液調製法の開発、3)TiO2固定化用担体としてガラス質のものがエチレン分解に適していることの突き止め。4)TiO2へのPt付与によるエチレン分解速度増大の確認、5)少量の空気に対して蛇管型光触媒反応器、大量の空気に対して並列管型反応器の開発と、前者の使用で少なくとも9日間にわたり農産物の品質低下が起こらないことの確認、6)エチレンの光触媒分解における反応器設計法とシミュレーション技術の開発、7)コンテナー使用模擬実験に基づく並列管型反応器の有用性を確認。
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