今後の研究の推進方策 |
安定同位体比解析によりN2O発生経路の推定を行う。また日本における硝化抑制剤や被覆肥料等の肥効調節型肥料によるN2O発生削減効果について、これまでに日本で行われた研究を統合的に解析し、日本の気象および土壌条件における肥効調節型肥料による平均的な発生削減効果を明らかにする。また、日本の畑土壌の約半分を占める黒ボク土は他の土壌よりもN2O排出係数が小さいことが明らかになっている(Akiyama et al., 2006)ことから、日本における肥効調節型肥料によるN2O削減効果が世界における平均的な削減効果(Akiyama et al., 2010)と異なるかどうかについて明らかにする。これにより、N2Oの発生削減技術の評価を行う
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