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2020 年度 研究成果報告書

ロドコッカス・エクイ新規病原性プラスミドpVAPNの病原遺伝子解析と分子疫学調査

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02351
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分42020:獣医学関連
研究機関北里大学

研究代表者

高井 伸二  北里大学, 獣医学部, 教授 (80137900)

研究分担者 角田 勤  北里大学, 獣医学部, 准教授 (80317057)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードロドコッカス・エクイ / 病原性プラスミド / 毒力関連抗原 / 病原性遺伝子 / 反芻獣 / 山羊 / 牛 / 分子疫学調査
研究成果の概要

国内初のロドコッカス・エクイ感染症例を沖縄県山羊農場ボアー種で認め、pVAPNを検討したところ病変分離株32株全てと土壌分離株29株中10株(34.5%)がVapN陽性となった。GST融合組換VapN蛋白質を用いたELISA法により42頭の山羊血清中のVapN抗体価を測定したところ12頭が抗体陽性となった。次に、山羊糞便中を検索したところ、山羊糞便とその飼育環境土壌からVapN陽性株が分離された。PFGE法でそれら陽性株の染色体DNA切断像を比較したところ、糞便と土壌由来株は異なっていた。以上の成績から反芻獣に病原性を示すVapN陽性株が飼育環境の汚染が明らかとなり、更なる検討が必要となった。

自由記述の分野

獣医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ロドコッカス・エクイはウマの化膿性肺炎の起因菌であるが、近年、牛・山羊など反芻動物に対して新規毒力関連抗原VapNをコードする線状プラスミドを保有し、肉芽腫性疾患を引き起こすことが明らかとなった。本研究は、我が国における山羊や牛における本菌の疫学調査が殆ど調査されていない。本研究では簡便にスクリーニングできるELISA法を確立し、疫学調査が容易となったことは学術的意義が高い。

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公開日: 2022-01-27  

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