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2020 年度 研究成果報告書

多角的アプローチによる繊毛内タンパク質輸送システムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02403
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分43030:機能生物化学関連
研究機関京都大学

研究代表者

加藤 洋平  京都大学, 薬学研究科, 講師 (90568172)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード一次繊毛 / 繊毛病 / IFT複合体 / 中心体 / トランジションゾーン / モータータンパク質 / BBSome複合体
研究成果の概要

一次繊毛は細胞のアンテナとして機能するオルガネラであり、その異常は多様な重篤症状を呈する繊毛病を引き起こす。一次繊毛の形成や機能維持において基盤となるのは繊毛内に受容体等を輸送する繊毛内タンパク質輸送装置(IFT装置)である。IFT装置は40種類以上のタンパク質から成る複雑な分子マシンである。本研究では、研究代表者が開発・改良した『観るだけでわかるタンパク質間相互作用解析法:VIPアッセイ』、『改良型CRISPR/Cas9ゲノム編集法』、『膨張顕微鏡法による超解像イメージング』を駆使した多角的なアプローチによる解析によって、IFT装置の構築様式および動作原理の一端を解明した。

自由記述の分野

分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

一次繊毛の異常は多様な重篤症状(嚢胞腎、網膜変性、骨形成異常、病的肥満、精神遅滞、内臓逆位、多指、不妊など)を呈する繊毛病を引き起こすことから医学的に極めて重要な研究対象である。近年の次世代DNAシークエンシング技術の発展に伴って、繊毛病の原因となる遺伝子変異の発見が加速しているが、なぜ病気になるのかという分子基盤の解明は遅れている。本研究によるIFT装置の構築様式や動作原理の解明は、繊毛病の発症メカニズムの解明に大きく寄与するものである。

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公開日: 2022-01-27  

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