ロドプシンは、生物三大ドメイン(真核生物・真正細菌・古細菌)に分布する光受容膜タンパク質の総称で、光エネルギー・情報変換を介し生命機能の根幹を司る:基礎的重要性。また、光遺伝学(オプトジェネティクス)を生み出した分子として、脳神経科学に利用されている:応用的重要性。しかしながら、これまでに研究対象となっているロドプシンはわずかであり、大部分は手つかずである。そこで本研究は「ロドプシンの多様性の探究と可能性の追求」を目的とし、未解析ロドプシンの発現・精製(1. 探索)と精密解析(2. 解析)で多様性を探求し、それらの機能・特性を利用した新奇オプトジェネティクス(3. 操作)の可能性を追求した。
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