プラズモニック金属ナノ粒子の散乱イメージングを用いた光学顕微鏡1分子計測で、原子レベル(オングストロームレベル)の位置決定精度とマイクロ秒の時間分解能を達成する手法を開発した。また、開発した生体1分子オングストローム計測法をキネシン、V1-ATPaseといったリニア分子モーターや回転分子モーターに適用することに成功し、その化学力学共役機構や運動素過程の詳細を解明した。さらに、銀ナノ粒子と金ナノ粒子をプローブに用いたデュアルカラー高速高精度1分子計測法や、生体分子モーター1分子の運動の軌跡から化学状態に依存した自由エネルギープロファイルを推定する手法を開発した。
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