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2021 年度 研究成果報告書

植物オルガネラのRNA編集複合体を再構築する

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02462
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分44030:植物分子および生理科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

竹中 瑞樹  京都大学, 理学研究科, 准教授 (10796163)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードRNA編集 / PPRタンパク質 / シチジンデアミナーゼ / ミトコンドリア / RNA結合タンパク質 / 葉緑体
研究成果の概要

陸上植物のミトコンドリアと葉緑体ではRNA上の特定のC(シチジン)がU(ウリジン)に変換されるRNA編集が存在する。これまでRNA編集に関与する因子が多数単離されてきたが、その詳しい分子機構は未解明であった。本研究では、RNA編集因子であるPPRタンパク質を用いて、RNA編集タンパク質を大腸菌内や試験管内で再現することに成功した。また長年謎であったRNA編集酵素の構造を決定し、その分子的機能を明らかにした。

自由記述の分野

植物分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意義:現象としては30年以上前から知られていた植物オルガネラのRNA編集を一つのタンパク質で試験管内で再現したこと、また長年謎であったRNA編集酵素の構造を解明したことは学術的に大きな意義があり、この分野における大きなブレークスルーとなった。
社会的意義:植物オルガネラに独特なRNA編集に関わる分子機構、特に酵素を特定したことで植物生産性を上げ、持続可能な農業の発展に寄与することが期待される。またこのシステムを用いることで遺伝病、ガンなど遺伝子変異によって引き起こされる病気治療の新たな手法の開発も期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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