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2020 年度 研究成果報告書

寄生植物の寄生器官形成シグナル伝達機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02464
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分44030:植物分子および生理科学関連
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

吉田 聡子  奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (20450421)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード寄生植物 / 植物ホルモン / 変異体 / 遺伝学 / エチレン
研究成果の概要

アフリカを中心に穀物に寄生して甚大な農業被害を出しているハマウツボ科寄生植物のモデル実験型を構築し、寄生の成立に必要な遺伝子を同定した。日本に自生する条件的寄生植物であるコシオガマを用いて寄生ができない変異体の単離を行い、宿主に侵入することができない変異系統を単離した。次世代シーケンサーを用いて変異体の原因遺伝子を同定したところ植物ホルモンであるエチレンのシグナル伝達遺伝子であることが明らかになった。本研究により、寄生におけるエチレンシグナルの重要性が明らかとなった。

自由記述の分野

植物分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、ハマウツボ科寄生植物の宿主侵入に植物ホルモンエチレンのシグナル伝達が重要なことを明らかにした。エチレンは農業寄生雑草ストライガの発芽誘導物質としても知られており、本発見によってエチレンやエチレン阻害剤を用いた新たな防除法の開発につながると期待できる。また、寄生植物の変異体からの遺伝子同定法を確立したことで、今後、規制に必須な遺伝子の同定がさらに進むと期待できる。

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公開日: 2022-01-27  

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