研究課題/領域番号 |
18H02502
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45040:生態学および環境学関連
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
長谷川 英祐 北海道大学, 農学研究院, 准教授 (40301874)
|
研究分担者 |
小林 和也 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 准教授 (00648280)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 協力の進化 / 血縁選択 / 群形成の利益 |
研究成果の概要 |
過去10年以上、協力の進化因として、血縁の効果と群形成の効果について、どちらが主要因だったのかについて、150本以上の理論論文で論争されてきた。しかし、理論は前提次第でどのような結論でも導けるので、実証データによる検証がない限り、結論は出せない。この研究では、令和4年度までに分析に必要なデータを取ることができたので、今後解析し、論文化していく予定で、計画はほぼ達成できた。
|
自由記述の分野 |
進化生態学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、社会性の進化は血縁選択に基づいて説明されていたが、協力の進化条件を示したハミルトン式(br-c>0)は、rの上限が1であるため、|b|>|c|が暗黙の前提になっている。さらに、r=0の場合ですら、-c>0なら、協力は血縁と無関係に進化出来る。本研究では、1擬敵に群形成の効果が重要であることを、各種データにより証明した。この問題は過去10年以上、150本以上の理論論文により論争された問題に、意義のある実証に成功した。
|