研究課題
基盤研究(B)
カートリッジや高速液体クロマトグラフ(HPLC)を用いた機能性物質内包ナノ粒子の優れた精製法を開発した。HPLC用カラムを利用した手法では、ナノ粒子の表面電位に基づいて識別が行われ、ゼータ電位の大きさに基づいて粒子が分離された。固相抽出カートリッジを利用した手法では、短時間での精製が可能になった。本手法を用いることで、均一なナノ粒子の入手が可能になった。
分析化学
開発したナノ粒子の分離精製法は、簡便に均一なナノ粒子の入手が可能になった。また分析法は、ナノ粒子の表面電位に基づいて分離が行われるので、効率的な精製が可能になった。均一なナノ粒子は、内包物質の放出をより正確に制御することが可能であり、安全なナノ粒子の利用に貢献すると期待される。