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2020 年度 研究成果報告書

体内浸透圧環境の働く場と応答機構の解析によるosmo-physiologyの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02569
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
研究機関東京大学

研究代表者

名黒 功  東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 准教授 (80401222)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードOsmo-physiology / 浸透圧 / ASK3 / LLPS / NFAT5 / 細胞代謝 / マクロファージ
研究成果の概要

本研究では、生体と体内に存在する浸透圧環境の関わりについて、分子レベルの解析を行うことで、ASK3の関わるシグナル伝達、NFAT5の制御する遺伝子発現、細胞代謝という視点において新たな知見を得た。本研究の結果は、近年特に注目されている浸透圧環境と免疫細胞の関係性を説明する分子基盤になることが期待されるとともに、浸透圧という物理量をどのように生体が感知し、生理応答に利用しているかという点について新たな知見を与えた。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

特に哺乳類細胞では、浸透圧という物理量がどのような分子メカニズムで感知され、生理応答につながるか未解明な部分が残されているが、本研究によりリン酸化シグナル伝達、遺伝子発現、細胞代謝という複数の階層における浸透圧応答メカニズムが明らかになった。近年、高食塩食は高血圧のみならず、自己免疫疾患など炎症性疾患の増悪要因になることがわかりつつあるが、本研究の結果は、高食塩食のような体内浸透圧環境が変化するストレスが生体にどのように影響を与えるか理解し、薬などにより悪影響を取り除くための基盤的知見になると期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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