研究課題/領域番号 |
18H02624
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
宮本 達雄 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 准教授 (40452627)
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研究分担者 |
阿久津 シルビア夏子 (AkutsuSilviaNatsuko) 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (10822299)
松浦 伸也 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (90274133)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | DNA修復欠損症 |
研究成果の概要 |
DNA二本鎖切断修復酵素MRE11ヌクレアーゼをコードするMRE11遺伝子は、変異タイプによって「運動失調」または「小頭症」の原因遺伝子となる。本研究では、ゲノム編集技術を用いて、MRE11 c.658A>Cスプライシング変異(小頭症型)とp.A47V変異(運動失調型)を導入したマウスを作製した。MRE11 c.658A>Cスプライシング変異ホモマウスは、ヒトと異なり、正常発生をした。一方で、MRE11 p.A47V変異ホモマウスは、ヒト同様にミオクローヌス様症状を示しており、神経変性疾患研究の有用な疾患モデル動物であることが示された。
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自由記述の分野 |
病態医化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で作製したMRE11 A47Vミスセンス変異ホモ接合マウスは、神経変性疾患研究にとって有用なモデルマウスとして活用できる。また、本マウスの雄は生殖能力を有しているが、雌は不妊であった。本研究の予期せぬ成果として、MRE11の生殖細胞形成における寄与に性差があることが示されたと同時に、MRE11 A47Vミスセンス変異ホモ接合マウスは、生殖研究における新たな疾患モデルとして有用であることが示された。
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