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2020 年度 研究成果報告書

ロイコトリエンB4産生酵素と受容体の疾患モデルにおける役割

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02627
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49010:病態医化学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

横溝 岳彦  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60302840)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード生理活性脂質 / 生体分子 / 遺伝子改変マウス / 炎症性疾患
研究成果の概要

生理活性脂質ロイコトリエンB4の産生酵素(LTA4H)と受容体(BLT1, 2)の生体内での役割を明らかにする目的で以下の実験を行った。樹状細胞特異的なBLT1欠損マウスとLTA4Hのアミノペプチダーゼ活性のみを欠失させたE297Qノックインマウスを作製し、これらのマウスと全身性BLT1欠損マウスを用いて以下を明らかにした。1) BLT1の発現によって規定される樹状細胞サブセットを同定し、炎症性疾患モデルにおける役割の違いを明らかにした。2)LTA4H欠損マウスでは甲状腺ホルモンの分泌が亢進する結果、「痩せ」の表現系を来すがこの表現系はLTA4Hのアミノペプチダーゼ活性の欠損に由来する。

自由記述の分野

生化学・薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ロイコトリエンB4は強力な炎症作用を有する生理活性脂質であり、その産生酵素や受容体は炎症性疾患の新規治療標的として注目されている。本研究は主としてロイコトリエンB4関連分子の遺伝子欠損マウスの解析を通じて、炎症性疾患の発症と増悪におけるロイコトリエンB4関連分子の関連を明らかにした研究である。本研究は将来的に、ヒトの炎症性疾患の新規創薬に繋がる可能性をもつ研究である。

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公開日: 2022-01-27  

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