研究実績の概要 |
長期観察による(1993年~)精緻な臨床データが附随した世界的にも稀で貴重な大規模コホート(1,505例)を用い、組織病理学、分子生物学、シークエンス技術をあわせた統合解析を行う。日本人乳頭癌・未分化癌の遺伝子変異profile、未分化転化に関わる変異、及びこれらの癌の分子標的のlandscapeを明らかにし、さらに乳頭癌に関する科学的な「分子・臨床統合的リスク分類」を策定する。甲状腺癌と診断された世界の患者の心理的・経済的負担の低減に寄与し、日本の甲状腺癌診療成績向上に資することを目的とする。
2020年度の実績概要は以下の通りである。 1.乳頭癌に関する科学的な「分子・臨床統合的リスク分類」を策定し論文として公刊した。 2.未分化癌、および同一症例内の乳頭癌・未分化癌に対し、エクソームシークエンス、または全ゲノムシークエンスを施行した。
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