研究課題/領域番号 |
18H02654
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
藤永 由佳子 金沢大学, 医学系, 教授 (60252954)
|
研究分担者 |
松村 拓大 金沢大学, 医学系, 講師 (00456930)
油谷 雅広 金沢大学, 医学系, 助教 (20648810)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | Clostridium botulinum / botulinum neurotoxin / hemagglutinin |
研究成果の概要 |
ボツリヌス菌は、ボツリヌス神経毒素と無毒成分の複合体であるボツリヌス神経毒素複合体を産生することにより、ボツリヌス症を引き起こす。無毒成分中の HA(Hemagglutinin)は神経毒素の腸管吸収を著しく高 めることで神経毒素の病原性に寄与している。一方で、ha遺伝子を持たないボツリヌス菌も存在しているが、そのような菌はこれまでのところ例外なくorfx1~3 および p47遺伝子をha遺伝子の代わりに持っている。これらの遺伝子産物はHAのようにボツリヌス症の病態形成に重要であると考えられているが、それらの機能 については未知である。そこで本研究では遺伝子産物の生物活性の解析を主に行なった。
|
自由記述の分野 |
細菌学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
A2型ボツリヌス菌やE型ボツリヌス菌などHA遺伝子を持たない菌もHA遺伝子を持つ菌と同様にヒトに乳児ボツリヌス症や食中毒を起こす菌として知られており、これらはHA遺伝子の代わりにorfx1~3およびp47遺伝子を有する。そこでこれらの機能未知遺伝子がボツリヌス症の病態形成に関与している可能性について検討することは学術的に意義がある。
|