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2020 年度 研究成果報告書

通常型樹状細胞のIL-22RA2による上皮組織恒常性維持に対する制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02670
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関宮崎大学

研究代表者

佐藤 克明  宮崎大学, 医学部, 教授 (40301147)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード樹状細胞 / サイトカイン / 上皮細胞 / 炎症 / 免疫疾患
研究成果の概要

IL-22RA2欠損マウスはWTマウスと比較して尋常性乾癬やアレルギー喘息の病勢の亢進とともにこれら疾患での炎症/免疫応答の亢進を示した。一方、IL-22RA2はIL-22による角化細胞の増殖および細胞周期促進に対する抑制効果を示し、これら疾患に対する防御効果を示した。以上の結果から、尋常性乾癬やアレルギー喘息において、IL-22RA2の病因的IL-22シグナルに対する調節機構を明らかにした。従って、通常型樹状細胞から産生されるIL-22RA2は皮膚角化細胞のIL-22シグナル制御機構に基づいた皮組織恒常性維持に重要な役割を担うことが推察された。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに不明であった「上皮組織に局在する通常型樹状細胞のIL-22RA2産生」に着目し、上皮組織の恒常性の維持および破綻における“通常型樹状細胞”の意義とその“IL-22RA2”を介する制御機構を初めて証明した。さらに、これまでに未知であった『上皮-免疫系クロストーク』に関する “通常型樹状細胞のIL-22シグナル調節機能”の重要性に基づいた上皮組織恒常性維持における新たな概念の提唱により、当該領域の発展に貢献した。

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公開日: 2022-01-27  

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