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2020 年度 研究成果報告書

TCRの抗原同定とTCR遺伝子療法に向けた副作用予測の基盤構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02689
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関富山大学

研究代表者

小澤 龍彦  富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (10432105)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードT細胞受容体 / TCR遺伝子療法 / がん免疫療法 / ペプチド/MHC
研究成果の概要

T細胞に発現しているT細胞受容体(TCR)を用いた、がんの新しい治療法の研究が進んでいる。しかしながら機能的なTCRを単離することと、その反応性を解析して副作用を予測することは容易では無かった。本研究を通じて、がんに浸潤しているT細胞から、元のがん細胞に反応するTCRを得る方法と、TCRの反応性を解析する簡便なツールであるペプチド/MHCの容易な作製法を確立した。これらの結果は、今後のTCR遺伝子療法によるがん治療を開発する上で役立つことが期待される。

自由記述の分野

免疫学、抗体工学、分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がんに対する新しい治療法として、T細胞が持っているT細胞受容体(TCR)を使った免疫療法、TCR遺伝子療法の研究が進んでいる。しかしながらTCR遺伝子療法に用いたTCRが類似した配列を持つ自己抗原を認識して重篤な副作用を起こす症例が報告されている。本研究では、TCRの反応性を解析する基盤作りを行い、TCRの反応性を解析する簡便なツールであるペプチド/MHCの容易な作製法を確立した。本研究成果を応用することでTCR遺伝子療法のさらなる発展が期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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