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2021 年度 実績報告書

高LET放射線と抗VEGF抗体の併用によるグリオーマ幹細胞制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18H02770
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

長谷川 正俊  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (50251111)

研究分担者 小此木 範之  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部, 医長(定常) (00750572)
大野 達也  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10344061)
若月 優  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, QST病院 治療診断部, 部長 (40399449)
三浦 幸子  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (60597095)
森 英一朗  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (70803659)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード高LET放射線 / 炭素イオン線 / 抗VEGF抗体 / 陽子線 / 神経膠腫 / 幹細胞
研究実績の概要

In vivoでの検討:令和3年度は、平成30年度からの研究を継続して、上衣芽腫(ヒト由来p53野生型)をヌードマウス(BALB/c nu/nu)に移植して実験を行い、遺伝子発現解析をさらに進め、4年間のデータを集積して総括的な検討を行った。①:抗VEGF抗体Bevacizumab 20mg/kg,②:X線照射 2Gy(150kV: 20mA),③:①+②,④:炭素イオン線(290MeV/u, 6 cm-SOBP: QST)2Gy,⑤:①+④の各群において、6時間後、48時間後に腫瘍からRNAを抽出して、DNAマイクロアレイ解析(GeneChip Human Genome U133 Plus 2.0 Array)による遺伝子発現解析(階層クラスタリング、Gene Ontology解析、KEGG Pathway解析等)を実施して群間の比較を行った。①抗VEGF抗体単独での遺伝子発現変動は乏しかったが、②X線と④炭素イオン線の照射後6時間後、48時間後では細胞死、細胞生存、細胞周期、その他に関与する遺伝子発現の顕著な変動が見られた。②と④の比較、③と⑤の比較では異なる遺伝子発現が見られ、放射線の線質の差が影響していると思われた。④と⑤の比較では、遺伝子発現が多少異なっていたが、顕著な発現の差は指摘できなかった。
In vitroでの検討:高LET粒子線の炭素イオン線との比較検討の為、陽子線の生物効果についても継続して検討した。令和2年度までの成果に基づき、令和3年度は低酸素環境下(5% O2)での陽子線による生存率の評価を行った。6 Gy以下の照射では線量率200 Gy/sと0.1 Gy/sの照射で生存率に大きな違いは見られなかったが、12 Gy以上の照射の比較では、200 Gy/sで照射した場合には0.1 Gy/sの照射と比較して生存率の相対的な増加が認められた。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2022-12-28  

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