ヒト脳内の反応性アストログリオーシスを画像化するPETプローブ[18F]SMBT-1の開発と臨床応用に成功した。[18F]SMBT-1 PETはアルツハイマー病患者のみならず、アミロイド陽性の健常認知機能高齢者でも陽性所見を示した。本結果からアルツハイマー病における反応性アストロサイトの形成は、アミロイドβ蓄積と密接に関連した病初期変化であると考えられた。 我々はさらに新規タウPETプローブ[18F]SNFT-1を開発し、その前臨床評価を行った。[18F]SNFT-1 はアルツハイマー病患者脳のタウ凝集体への優れた結合親和性と選択性を示し、初期タウ病理への高い感度を持つことが示唆された。
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