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2022 年度 研究成果報告書

神経原線維変化とアストログリオーシスの選択的描出によるアルツハイマー病の病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02771
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関東北医科薬科大学

研究代表者

岡村 信行  東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (40361076)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードアルツハイマー病 / 神経炎症 / アストログリオーシス / イメージング / アミロイド / タウ / モノアミン酸化酵素 / PET
研究成果の概要

ヒト脳内の反応性アストログリオーシスを画像化するPETプローブ[18F]SMBT-1の開発と臨床応用に成功した。[18F]SMBT-1 PETはアルツハイマー病患者のみならず、アミロイド陽性の健常認知機能高齢者でも陽性所見を示した。本結果からアルツハイマー病における反応性アストロサイトの形成は、アミロイドβ蓄積と密接に関連した病初期変化であると考えられた。
我々はさらに新規タウPETプローブ[18F]SNFT-1を開発し、その前臨床評価を行った。[18F]SNFT-1 はアルツハイマー病患者脳のタウ凝集体への優れた結合親和性と選択性を示し、初期タウ病理への高い感度を持つことが示唆された。

自由記述の分野

薬理学、核医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

[18F]SMBT-1 PETは、アルツハイマー病の病初期から発生する神経炎症(反応性アストログリオーシス)を生体脳において優れた感度で検出できることが証明され、今後、多様な神経疾患における神経炎症の把握や、新規治療薬開発におけるバイオマーカーとしての活用が期待できる。新規タウPETプローブ[18F]SNFT-1は既存のタウPETプローブよりも高い感度で、アルツハイマー病の初期タウ病理を描出できる可能性が本研究結果から示唆され、今後の臨床研究の成果が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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