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2021 年度 研究成果報告書

心血管形成・ヒト血管疾患に関与するシグナル伝達系の下流遺伝子群の意義

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02787
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

中川 修  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (40283593)

研究分担者 渡邉 裕介  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (20562333)
浦崎 明宏  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (40550083)
劉 孟佳  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 流動研究員 (50826922)
LAMRI LYNDA  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, リサーチフェロー (90883984)
瀬谷 大貴  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 流動研究員 (30806021)
田中 亨  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 流動研究員 (50806065)
田村 昌子  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 流動研究員 (30849261)
西谷 友重  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (50393244)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード先天性心血管疾患 / 遺伝性血管病 / 細胞シグナル伝達 / 遺伝子組換えマウス
研究成果の概要

心血管発生・形態形成を制御する細胞シグナル伝達機構の異常は先天性心疾患・遺伝性血管病の原因となり、成体の病的血管新生においても重要である。本研究では、ヒト疾患に重要なNotchおよびALK1シグナル伝達系の下流ターゲット因子であるHey転写因子ファミリー・Tmem100膜タンパク質・Sgk1リン酸化酵素などに注目し、それらの心血管特異的発現を規定するエンハンサー制御領域を特定して発現制御に働く転写調節因子群を同定した。さらに、これら因子が心血管発生に働く細胞群や臓器内領域特異性についても新たな知見を得た。本研究はヒト疾患の病因・病態生理の解明と治療法開発の基盤となると期待される。

自由記述の分野

発生生物医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

Notchシグナル伝達系で働く遺伝子の変異は脳小血管病CADASILやAlagille症候群の原因となり、ALK1グナル関連遺伝子の変異は遺伝性出血性毛細血管拡張症(HHT、オスラー病)の原因、肺動脈性肺高血圧症の素因として重要である。それらの細胞シグナル伝達系の下流において発現制御を受けて細胞機能調節に働く因子について研究を行うことは、先天性心血管疾患・難治性血管病の病因および病態生理の解明のみならず、遺伝子変異によって生ずる細胞シグナル伝達異常を正常化する新しい治療ストラテジー開発の基盤となると期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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