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2020 年度 研究成果報告書

腸上皮化生を主眼とした消化器がんのスキルス化機構に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02791
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

土屋 輝一郎  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 准教授 (40376786)

研究分担者 渡辺 守  東京医科歯科大学, 高等研究院, 特別栄誉教授 (10175127)
赤星 径一  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (80749523)
伴 大輔  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (40376736)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード腸上皮化生 / IPMN / Atoh1
研究成果の概要

膵癌は未だ難治ですが、今後膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)から癌化する膵癌の増加が予想されています。IPMNでは膵臓の細胞が腸の形質に変化しますが、癌化への関わりは不明でした。今回の研究では、膵臓癌になる過程において腸の形質を制御する因子の発現が上昇することを発見しました。膵臓癌細胞にその腸制御因子を導入すると粘液形質をもつ腸型の腫瘍となり、腫瘍が増大することから、腸形質が膵癌の癌化に関連することが示唆されました。

自由記述の分野

消化器病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

膵癌は未だ難治ですが、今後膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)から癌化する膵癌の増加が予想されています。しかしながらがん化する病態は未だ不明です。IPMNは膵臓から腸の形質に変化するものが多いため、今回腸の形質が膵臓癌の癌化に関わる機序を解析しました。その結果、大腸癌の治療標的となる分子が膵臓癌においても発現していることを発見しました。大腸癌の治療が膵臓癌にも応用できることが期待されます。

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公開日: 2022-01-27  

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