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2020 年度 研究成果報告書

免疫チェックポイント分子阻害を利用した細胞内寄生菌感染に対する新規ワクチンの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02818
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

須田 隆文  浜松医科大学, 医学部, 教授 (30291397)

研究分担者 藤澤 朋幸  浜松医科大学, 医学部, 助教 (20402357)
榎本 紀之  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (50436961)
中村 祐太郎  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (60436962)
永田 年  浜松医科大学, 医学部, 教授 (90275024)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード免疫チェックポイント / ワクチン / 樹状細胞 / PD1/PD-L1 / 細胞内寄生菌
研究成果の概要

本課題は,免疫のブレーキ役を果たす免疫チェック分子を抗体などで阻害することによって,結核をはじめとした細胞内寄生菌感染症に対する強力な細胞ワクチンの開発に挑む研究である.マウスの骨髄から培養した樹状細胞(BMDC)はPD-L1を強発現しており,このBMDCにリステリア菌の優勢エピトープLLO91-99をパルスした細胞ワクチンをマウスに接種すると,抗PD-1抗体を投与したマウスでは,抗原特異的な細胞傷害性T細胞が効率よく誘導され,抗原特異的IFNγ産生能も高まった.しかし,リステリア菌感染実験においては,抗PD-1抗体投与による感染防御能の増強効果を確認できなかった.

自由記述の分野

呼吸器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫チェックポイン分子を阻害する治療 (ICI) は,生体の免疫を高めて抗腫瘍免疫を増強する新たながんの治療法として,現在,がん治療のパラダイムシフトを起こしている.我々は,全く新たな視点から,このICIを,がんではなく,感染症に対するワクチンの効果を増強する方法として利用することを考えた.そこで,いまだ有効なワクチンのない結核を含む細胞内寄生菌感染症に対して,生体で最も強力な抗原提示細胞である樹状細胞ワクチンを用いて,その効果をICI併用によって高めるICI併用細胞ワクチンの開発に挑んだ.

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公開日: 2022-01-27  

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