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2020 年度 研究成果報告書

リプログラミングによるヒト肺上皮細胞の直接誘導法の開発と分子基盤の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02821
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

石井 誠  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30317333)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード直接リプログラミング
研究成果の概要

本研究では、代表者らがマウスで特異的4因子を用いて初めて成功した2型肺胞上皮細胞への直接誘導(直接リプログラミング)に関して、ヒトSFTPCリポーター線維芽細胞を用いてヒト2型肺胞上皮細胞の直接誘導を試みた。選定した16の候補因子から転写因子の組み合わせによる条件検討により、最終的にリプログラミング因子として3 因子を選定した。本誘導SFTPC陽性細胞に関して、詳細な遺伝子プロファイルを今後検討していく予定である。

自由記述の分野

呼吸器再生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今後、今回誘導に成功した誘導細胞の遺伝子発現プロファイルを検討することで、2型肺胞上皮細胞により近似した細胞であるかを確認する。直接リプログラミングにより、ヒトで誘導2型肺胞上皮細胞誘導に成功したことが確認できれば、iPS細胞から誘導する方法に比べて、短期間かつ腫瘍形成性の可能性が低い新規の誘導方法として重要な意義がある。具体的には、難治性呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患等)に対する誘導細胞による細胞治療、誘導細胞を用いた新規薬剤の毒性スクリーニング試験、疾患特異的な誘導細胞を用いた疾患病態機序の解明等のiPS細胞が現在担っている役割の少なくとも一部を担うことが可能となる。

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公開日: 2022-01-27  

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