ミトコンドリア機能異常に伴う腎疾患(ミトコンドリア関連腎症)は多くの病態を惹起するが、その診断方法は酵素活性測定やミトコンドリア遺伝子の解析に限られ臨床レベルにない。また遺伝子診断がついたとしても特異的な治療薬は無く既存治療を行なうしかなかった。 申請者は近年世界初・日本発の新規ミトコンドリア病治療薬MA-5を開発した。MA-5はAKIモデル、シスプラチンモデル等の動物モデルだけ無くミトコンドリア関連腎症であるAKIや虚血性腎症に用いる事が出来ると考えられる。さらに既存ミトコンドリア病診断マーカーはとは異なる新しいマーカーを見いだしミトコンドリア関連腎症修学的診断と治療システムの構築を行った。
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