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2020 年度 研究成果報告書

間葉系ニッチのシングルセルプロファイリングによる造血器腫瘍発症及び進展機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02841
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

国崎 祐哉  九州大学, 大学病院, 准教授 (80737099)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード造血器腫瘍 / 骨髄微小環境 / 間葉系幹細胞
研究成果の概要

正常造血を支持する「ニッチ」は多彩な種類の細胞から構成されており、その細胞間の相互作用の理解は欠かすことができない。その構成細胞の一つである間葉系幹細胞をその機能により分類することは、骨修復や骨病変を来す病態のより深い理解、ひいては効率的な骨再生や新たな骨病変治療薬の開発に繋がると期待される。細胞傷害や加齢により、造血幹前駆細胞の悪性形質転換やクローン選択を促進する「変異原性微小環境」が生じる可能性が示唆されている。よって、加齢に伴う「ニッチ」と幹細胞相互作用の変化を解明し、その知見をヒト造血器腫瘍に応用することで、微小環境を標的とした新たな造血器腫瘍治療法の開発へも繋がると期待される。

自由記述の分野

血液内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

悪性腫瘍は、最も多くの死因を占めておりその克服は現在においても重要な課題である。本研究課題が対象とする造血器腫瘍においても、その発症率は高齢で高くなる傾向にあり、その原因解明は重要であると考えられる。よって加齢、造血器腫瘍による骨髄微小環境の変化を詳細に解析し、微小環境と腫瘍細胞の相互作用を明らかにした本研究成果は、病態の理解のみならず、新たながん治療へ貢献することが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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