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2021 年度 研究成果報告書

神経向性ウィルス複製における粘膜組織微生物群の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02857
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所

研究代表者

飯島 則文  国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 細胞核輸送ダイナミクスプロジェクト, サブプロジェクトリーダー (40612552)

研究分担者 戸田 知得  北海道大学, 獣医学研究院, 助教 (70571199)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードB 細胞応答 / 組織局在型メモリー T 細胞 / 粘膜感染
研究成果の概要

神経向性ウイルスの一つである単純ヘルペスウイルス (HSV) は、現在、感染を予防できるワクチンが皆無であるため、神経組織に潜伏感染したウイルスを根治することは不可能である。それ故、HSV の感染部位である粘膜組織に構築される生体防御機構の重要性や限界を明らかにすることで新規治療方法の構築を目指した。本研究では、粘膜に集積する組織局在型メモリー T 細胞 (TRM) が HSV が粘膜から神経への移行を完全に阻害する、その複雑なメカニズムの詳細を解析した。

自由記述の分野

粘膜免疫

研究成果の学術的意義や社会的意義

性感染症を発症する病原体として知られている単純ヘルペスウイルス2型 (HSV-2) は、生殖器の粘膜から感染し、神経組織へと移行する神経向性ウイルスである。HSVー2 感染を防御するワクチン開発の研究が進められているが、現在も HSV-2 感染を防御できる方法は全くない。それ故、一度神経組織に侵入したウイルスを除去できないため、HSV-2 感染部位における生体防御機構の詳細を明らかにすることにより、新たな治療標的を同定することができる可能性が高い。それ故、申請者は生殖粘膜組織に集積する免疫細胞群や常在微生物群の役割に着目し、粘膜組織に構築される生体防御機構の詳細を明らかにした。

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公開日: 2023-01-30  

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